私たちについて / About us

団体名:HOPENECT(ホープネクト)

所在地:〒146-0095 東京都大田区多摩川2-24-26

設立:2021年9月1日

代表:丹羽亜希子

HOPENECTは、外国ルーツの子どもたちが安心し、未来を切り拓く力をつけることを目的に、学校生活に必要なサポートを提供します。「様々な人の希望をつなぐ」という想いを込めて「HOPENECT」と名づけ、まずは任意団体として立ち上げました。

現在、大田区の国際交流団体の認定を受け、外国ルーツの子どもたちが多く住む蒲田エリアから日本語教室を開講しています。

ミッション/Mission

外国ルーツの子どもたちに安心と未来を 

Safe and secure future for children who are related to foreign countries

ビジョン/Vision

多様性によって社会を強く、魅力的に発展させて行く

Make society stronger and develop attractive society by diversity

代表プロフィール/Profile

アメリカ生まれのシンガポール育ち。小学校から大学まで千葉で過ごす。

大学では国際関係思想と日本語教授法を専攻し、その後、専門学校で文化庁認定の日本語教師養成講座(420時間)を修了。オーストラリアと日本で、子どもから大人まで日本語を教える。

子育ての傍ら、大学院(経営学修士)に通学し、2022年3月に卒業。外国ルーツの子どもたちの課題をビジネスで解決することを目指し、外国ルーツの親子の支援事業を展開。

2022年度大田区多文化共生推進協議会委員。文化庁事業子ども向け日本語教育研修生。

代表メッセージ/Message

私は幼少期を海外で過ごしました。当時、帰国子女は珍しく、子どもながらに「普通とは違うんだ」と小さな疎外感を感じていましたが、大学卒業後のカナダ留学やオーストラリア滞在で「多文化共生主義」に出会い、「違うことが当たり前」の文化に居心地の良さを感じました。

ところが、帰国して知った日本の外国ルーツの子どもたちの実態。

現在、全国で5万人もの子どもたちが学校生活に困り、特別な支援を必要としています。彼らは、支援が行き届かないがゆえに、私が感じた以上の大きな疎外感を持っています。

そんな子どもたちに寄り添い、安心と未来を提供するために、私はHOPENECTを立ち上げました。全国の外国ルーツの子どもたちを支援した先には「違うからこそ新しいものが生まれる」イノベーティブな社会があるはずです。

HOPENECTはまだ生まれたばかりの小さな団体です。既に多くの方に支えられていますが、少しでも共感してくださった方は、是非HOPENECTerになってください。

メンバー紹介/Member

仲田祐一郎(CFO&CHRO)

こんにちは、HOPENECTに名古屋から支援させて頂いている仲田祐一郎です。日本語支援の必要な子どもたちは私の身近にも多く見られます。そのため、私はすべての子どもたちが一定の条件を満たしたうえで平等に学びを得られるよう、日本語支援は今後ますます重要になると考えています。私のHOPENECTで行っていることは間接的な支援ですが、HOPENECTの活動により、子どもたちがより面白く学べるよう取り組んでいます。

小林幸江(アドバイザー)東京外国語大学 名誉教授 (専門:日本語教育)

私は、長らく外国ルーツの子ども(以下、年少者)の言語能力の評価に関わる調査研究に携わってきました。年少者の教育の本義は、学校で学びを通して健全な発達を遂げていくことにあります。その基盤になる、勉強についていけるための年少者の言語能力の実態を把握することを目指し、2014年にDLA(「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント DLA」)が開発されました。10年の時を経て、DLAの課題を改善し、言語能力研究の新たな知見を取り入れて、2025年春に改訂版が出されました。私は、この二つの開発に参加してきましたが、この間に年少者の言語能力の研究が大きく進化していることを感じます。

日本語指導・支援では、とかく基礎的な日本語の指導・支援に時間とエネルギーが注がれがちです。しかし、いつまでもそこにとどまっていては、年少者は学びの機会を逸してしまいます。教科学習を意識した日本語指導・支援は、年少者が学びを通して健全な発達を遂げていくために不可欠なものです。HOPENECTは、年少者の学習日本語の習得に焦点を当てた支援を目指しています。課外の制約が多い中での取り組みは大きなチャレンジと言えます。HOPENECTの代表者の丹羽さんとはご縁があり、アドバイザーをお引き受けしています。設立4年を経て、丹羽さんの試みは着実に成果を上げていると思います。HOPENECTのさらなる発展のために、微力ながら引き続きご支援できればと思っています。

*HOPENECTerとは:HOPENECTのミッションビジョンに共感し、日本語教師、事務局、寄付者などのご支援・ご協力をしてくださる方々です。